中国語5冊目:《衷心笑》讀後感 ―ヒトとロボットの話
この本は今年の3月に夫がトランジットで香港空港に寄るということで適当に買ってきてもらいました。目立つ場所にあり、 可愛らしい表紙に小説と書いてあったので選んだそうです。欄外に時々小さく入っている挿絵も素敵です。
作者の亦舒は 恋愛やファンタジーを描く香港の人気作家で、この本は今年1月に発売された300冊目の著作とのこと。映画化されている作品もあり、作品の多くが中国大陸でも発表されているようです。
香港の小説なので「廚子(コック)」、「月例(小遣い)」など時々馴染みのない単語が出てきたり、「可以幫你否」、「何處」といった文語的な表現がセリフに使われていることもありますが、そんなに難しい単語もなくセリフが多いのでとても読みやすかったです。
物語は淡々と進むのですが、徐々に衝撃的事実が明らかになっていきます。単純な私はその度に「そうだったのか!」と驚き、我ながら作者の思うつぼだと思いました。
動物を大事にしたり、人権を主張したりとロボットの方がなんだか人間らしくて、壊れたり不要になったロボットをさっさと片づけてしまう人間の方が感情がないように感じられました。かわいい挿絵と対照的に未来の世界は何だかうすら寒く感じました。
《衷心笑》讀後感
我常因感情而困擾,我很容易激動,也很容易鬧情緒。
我已經不是小孩子,不能隨時發脾氣,所以有時心里充滿憤怒表面上卻装作沒事的樣子。但這樣很累,有時我甚至覺得像機器一樣沒感情的話那有多好。
但未來的機器不一定没有感情。
小說《衷心笑》是40年後未來的故事。
有一間機械製造公司--衷心笑事務所為了減輕家務負擔,令主婦衷心笑起來,而研發出多種機械人,除了保母﹑廚師,竟然也有男女伴侶。雖然衷心笑事務所工程師爾泰始終認為機械沒有感情,但主人公王峨嵋的家務助理與一養了一隻機械犬,後來還養了真狗。
有一天峨嵋得知,被非法改造的殘疾機械人攻擊人類。
雖這本書有幾個轉折,很有吸引力,但我總覺得這本書文章寫得很平靜。可能除了後記以外沒有章節是理由之一。
爾泰說機械沒有感情,但熱愛小狗的機械人與一看起來很有感情。
除此之外,不需要的時候機械被關掉或者被放進垃圾袋,我不由得同情他们。
人類為自己創造了機械,但只要一遭遇問題就處理掉,人類真可怕。
我其實不太喜歡看科幻小說,但這本書寫的是不久的未來,我覺得很有意思.
聽說作者亦舒還寫過以更遠的未來為舞台的小說,有機會我想看看。
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《 衷心笑 》亦舒
讀書時間:2016/6/1-7/23 (10.5h)
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